20181128 代議員総会
一般社団法人日本めまい平衡医学会理事会議事録
2018年11月28日(水)12時30分~14時(於:ホテルニュータナカ3F 孔雀)
議長である武田憲昭理事長より、理事13名監事1名が出席しているので会は成立するとの報告の上、開会した。
協議事項
1. 理事会議事録案(平成30年9月20日及び持ち回り理事会各回)について、これを承認した。
2. 参与について、石田孝、伊藤彰紀、伊藤八次、小宮山純、氷見徹夫各会員の5名を推薦することとした。法人定款施行細則上、本人の承諾を得た会員に理事長が委嘱する予定である。
3. 2019年選挙管理委員会について、委員長に喜多村健会員、委員に扇田秀章、赤荻勝一、上田直子各会員の以上4名へ委嘱する事を承認した。
4. ER誌編集委員会委員の交代について、晝間現委員の辞任により、田浦晶子会員(新任)へ委嘱する事を承認した。 5. 編集委員会よりA4版表紙のデザインについて数点の提案があり、投票によって選定した。
6. 編集委員会より、投稿規定3.利益相反について、自己申告書の提出を求める提案があり、承認された。
7. 会員名簿の作成について武田理事長より提案があり、将来的にも作成しない事が確認された。この事により、経理より今期の事業計画として、固定資産である会員名簿積立預金を解約する手続きを取る旨の説明があり、承認された。
8. 旅費規程文書が経理より提示され、承認された。実務上の変更は無いとの説明があった。
9. vHITの保険収載に向けての日本語訳名称について、診断基準化委員会(堀井理事)より提案され、「ビデオヘッドインパルス検査」を用いることとした。
10. 持続性知覚性姿勢誘発めまいについて、診断基準化委員会(堀井理事)から提案があり、診断基準の訳だけでなく、疾患の背景についても掲載することとなった。さらに診断基準については日本めまい平衡医学会の診断基準ではなく、バラニー学会の診断基準として掲載されることなった。日本めまい平衡医学会の診断基準とするかは今後議論を行うこととなった。
11. 前庭性片頭痛の診断基準について、診断基準化委員会(堀井理事)から提案があり、バラニー学会の診断基準を和訳し、会誌に掲載することとなった。
12. VEMPの保険収載について、医療保険委員会(將積理事)から提案があり、医療技術評価提案書を日耳鼻学会の医療保険委員会に提出することとなった。
13. vHITの外保連試案収載について、医療保険委員会(將積理事)から提案があり、生体検査試案登録用紙を日耳鼻学会の医療保険委員会に提出することとなった。
14. 中耳加圧装置は、本年9月1日より指導料として保険収載された事が、医療保険委員会(將積理事)より報告され、中耳加圧装置使用申込書と中耳加圧装置症例登録用紙が提案され、承認された。
報告事項
1. 事業及び会計監査(2018年9月20日開催)について、山本監事より適正であった事が報告された。
2. 学会会員の異動について、庶務(宇佐美理事)より報告があった。
3. 専門会員資格審査委員会(肥塚理事)より、今回は6名の申請があった事とその審査内容の報告があった。結果、市村彰英(東京医科大学耳鼻咽喉科/市村耳鼻咽喉科医院)、三輪徹(熊本総合病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科)、田村敦(自衛隊中央病院耳鼻咽喉科/総合診療科)、真貝佳代子(八尾市立病院耳鼻咽喉科)、塚田景大(信州大学耳鼻咽喉科)、谷川徹(愛知医科大学耳鼻咽喉科)の各会員を合格とし、代議員総会へ推薦することとした。
4. めまい相談医制度運営委員会(室伏理事)より、今年度は56名より申請があった事とその審査の報告があった。結果、56名全員をめまい相談医として代議員総会へ推薦することとした。
5. 学会のあり方委員会(室伏理事)より、急性期めまいフローチャートに評価欄をつけ、学会ホームページへ掲載する予定であることが報告された。また会員総会の廃止に際し、会員からの意見を反映させるためにホームページを活用し、めまい相談医からの意見を反映させることが提案された。また、コメディカルの会員を増やし、総会・学会に参加しやすくするため、参加登録費を安くすることや、正会員の共同演者であれば会費を安くすることが提案された。
6. 編集委員会(堤理事)より、昨年度の年間投稿論文数は26本と、例年と変化がなく、月別の傾向も例年通りであった事が報告された。また、A4版への変更は2019年2月号からである事が確認された。
7. 渉外広報委員会(山岨理事)より、平衡機能検査やリハビリテーション画像、眼振動画の公開を含む学会ホームページの作成・管理について、専門業者への委託を検討している事が報告された。
8. セミナー委員会(鈴木理事)より今年の夏期セミナーは台風のため中止とした事の報告があった。また2019年の夏期セミナーの日程と講師及び講義内容について概要の説明があった。
9. 診断基準化委員会(堀井理事)より提案があり、Vestibular rehabilitationの訳として「前庭リハビリテーション」あるいは「平衡訓練」の両方を併用することとなった。今年度も各種診断の基準化や検査機器各種の標準化の作成と周知について活動する旨の報告があった。
10. 国際学術委員会(池園理事)より、国際学会を会員に周知する活動を継続していく旨の報告があった。
11. 用語委員会(山下理事)より、「眼振と眼球運動用語集Ⅰ」の改訂作業がほぼ終わった事が報告された。
12. 医療保険委員会(將積理事)より、今後も保険収載作業を進める事が報告された。
13. 疫学委員会(將積理事)より、前庭障害の全国調査を行うための準備を行っていることが報告された。
14. 言語聴覚士法施行規則が本年9月5日付改正され、一部の平衡機能検査が施行できることとなった。
15. 第36回医師講習会について担当の室伏会員より概要説明と協力依頼があった。
16. 第49回平衡機能検査技術講習会について担当の宇佐美会員より提案があり、2019年より会期を例年より1日短縮し4日間とし、参加費を1万円減額し5万円とすることが承認された。また受講対象者に言語聴覚士、理学療法士、作業療法士も加わる事が確認された。
17. 第78回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会について、担当の將積会員より、2019年10月23日(水)~25日(金)に富山国際会議場で行われる予定である事が報告された。
18. 第79回日本めまい平衡医学会総会・学術集会について、担当の室伏会員より、2020年11月25日(水)~27日(金)新横浜プリンスホテルで開催予定であることが報告された。
19. 第80回日本めまい平衡医学会総会・学術集会については東邦大学医療センター佐倉病院の鈴木光也会員を代議員総会へ推薦することが確認された。
20. 言語聴覚士法施行規則の改正に伴い、『「イラスト」めまいの検査』の「読者へのご注意」文について、改訂を検討することが、武田理事長より報告された。以上
議長・理事長 武田憲昭