20231025代議員総会議事録
第82 回一般社団法人日本めまい平衡医学会代議員総会議事録
日 時:2023 年10 月25 日(水)14 時15 分~
場 所:朱鷺メッセ 国際会議場(新潟市)
1. 代議員総数 73 名,出席代議員数 50 名(委任状による者を含む)
出席理事: 將積日出夫(議長・理事長) 青木光広,池園哲郎,今井貴夫,岩﨑真一,北原 糺,城倉 健,
杉内友理子,瀬尾 徹,堤 剛,堀井 新,室伏利久 12 名
出席監事:重野浩一郎 1 名
以上の通り代議員と役員の出席があったので,定款により,理事長・將積日出夫が議長として,本代議員総会は適法に成立した旨開会を宣し,議事録署名人として代議員より伊東宗治会員,片山直美会員を指名,承認し議事に入った。
2. 堀井 新学術講演会会長より挨拶があった。
3. 2024,2025 年度理事,監事の選出に関する件
武田選挙管理委員長より,定款14 条にある通り,役員の任期満了により役員改選を行う事,立候補者は以下の理事13 名,監事2 名で立候補者数と被選出者数が同一である事,さらに選出は信任投票による事について説明があり,投票を行った。
4. 2023 年度 事業報告 (2023 年度:2022 年9 月1 日~ 2023 年8 月31 日)
以上に関し,別紙の一覧の通り北原理事より提示,報告された。逝去された会員に対し黙祷を捧げた。
5. 2023 年度 貸借対照表及び正味財産増減計算書に関し,承認を求める件
以上に関し,理事長及び岩﨑理事より書類の提出と説明があり,重野監事により2023 年9 月14 日に行われた監査内容が報告され,承認された。
6. 法人定款及び定款施行細則の変更に関し,承認を求める件
準会員制度の発足に伴う法人定款及び定款施行細則の変更案が理事会より提示され,承認された。
7. 2024 年度 事業計画報告(2024 年度:2023 年9 月1 日~ 2024 年8 月31 日)
以上に関し,別紙の一覧の通り北原理事より提示,報告された。
8. 2024 年度 収支予算書報告
以上に関し,岩﨑理事より2024 年度収支予算書及びその内訳が提示,報告された。
9. 委員会報告および承認 等
1) 専門会員資格審査委員会より(鈴木理事・堀井理事・室伏理事)
専門会員資格審査委員会による審査を経て理事会から,鴨頭 輝,蒲谷嘉代子,角田玲子,赤荻勝一,橋本 誠,塩崎智之,車 哲成,吉村豪兼各会員の8 名が新専門会員として推薦され,承認された。
2) めまい相談医制度運営委員会より(青木理事・今井理事・城倉理事)
運営委員会による審査を経て,理事会から50 名の会員がめまい相談医に推薦され,承認された。
3) 平衡機能検査士制度運営委員会より(青木理事・北原理事・鈴木理事)
運営委員会による審査を経て,理事会から49 名の会員が平衡機能検査士に推薦され,承認された。
4) 学会のあり方委員会より(池園理事・北原理事・杉内理事)
準会員制度を発足することが報告された。
5) Equilibrium Research 誌編集委員会より(瀬尾理事・堤理事)
臨床研究の際の施設代表者が共同研究者である場合にCOI の記載が必要であることとJ-Stage Data が利用可能になったことが報告された。
6) 渉外広報委員会より(杉内理事・室伏理事)
一般の方向けにめまいのQ & Aの改訂を検討していることが報告された。リンクのページも再編する。
7) セミナー委員会より(鈴木理事・堀井理事・室伏理事)
2024 年夏期セミナーについて,7 月20 日に品川シーズンテラスホールでの開催を予定していることが報告された。新専門会員の講演も併せて行う予定である。
8) 診断基準化委員会より(今井理事・城倉理事・堀井理事)
良性発作性頭位めまい症診療ガイドライン2023 年版が日本医療機能評価機構より質の高いガイドラインとして選定されたこと,バラニー学会のvestibular migraine and recurrent vertigo of childhood の和約を作成していること,眼振と異常眼球運動の動画ライブラリーのDVD を作成中であること,平衡機能検査基準化のための資料に記載されている眼振の記載方法について改訂中であることが報告された。
9) 国際学術委員会より(池園理事・堤理事)
韓国平衡学会との間でMemorandum of Understanding 文書を交わし,今後も日韓ジョイントミーティングを定期的に開催予定であることが報告された。
10)用語委員会より(瀬尾理事)
用語集「生理」,「検査」を公表することが報告された。
11)医療保険委員会より(青木理事・北原理事)
保険収載の要望内容が報告された。
12)疫学委員会より(岩﨑理事)
2022 年に前庭神経炎の疫学調査を行い,ANL 投稿したこと,現在中耳加圧治療の普及率等について疫学調査を行っていることが報告された。
13)利益相反委員会より(堤理事)
診療ガイドラインのCOI に関して,今後,施設責任者等が共同研究者である場合にのみ,追加で記載が必要となることが報告された。
14)前庭リハビリテーションガイドライン作成ワーキンググループより(北原理事・堀井理事)
2024 年に発刊予定であることが報告された。
15) 会員管理業務外部委託ワーキンググループより(岩﨑理事・將積理事長)
名称を学会業務外部委託ワーキンググループと変更し,引き続き活動することが報告された。
16) メニエール病・遅発性内リンパ水腫診療ガイドライン2025 年版作成ワーキンググループより(北原理事)
2025年の発刊に向けて改訂作業を開始したとの報告があった。
10. 学会賞発表
学会賞選考委員会より推薦され理事会にて選考した結果,前田千尋会員(富山大学耳鼻咽喉科・上越総合病院耳鼻咽喉科)の「重心動揺検査ロンベルグ率の検討」が選出された旨の報告があった。受賞講演と表彰式が10 月26 日に行われる。
11. 2024,2025 年度 理事,監事の選出に関し,結果発表
武田選挙管理委員長より信任投票の結果,出席代議員の過半数以上が信任し,以下の新役員が選出されたことが報告された。
理事:青木光広,今井貴夫,岩﨑真一,城倉 健,瀬尾 徹,將積日出夫,室伏利久(以上,再任),宇野敦彦,小川恭生,角南貴司子,田浦晶子,工 穣,伏木宏彰(以上,新任)
監事:石川和夫,重野浩一郎(以上,再任)
なお被選任者は,席上その就任を承諾した。また理事長は,定款15 条にある通り理事による互選とすることが説明された。
また2024,2025 年度役員の任期は,定款14 条により2023 年10 月28 日を開始日とする。
(代議員総会期:2023 年10 月25 日~ 2023 年10 月27 日)
12. 新理事長挨拶
2024,2025 年度理事の互選によって將積日出夫理事が新理事長(代表理事)として選出され,被選任者はその席上で就任を承諾した旨,武田選管委員長から報告され,將積新理事長より挨拶があった。
13. 第83 回(2024 年)総会・学術講演会に関する件
次期会長である名古屋市立大学・岩﨑真一会員より,2024 年11 月13 日~ 15 日に名古屋コンベンションホールでの開催に向けて準備を進めているとの報告があった。
14. 第84 回(2025 年)総会・学術講演会に関する件
聖マリアンナ横浜市西部病院・瀬尾 徹会員より2025 年11 月26 日~ 28 日にパシフィコ横浜ノースで開催する予定である旨,報告された。
15. 第85 回(2026 年)総会・学術講演会会長に関し承認を求める件
東京医科歯科大学・堤 剛会員を理事会より推薦し,承認された。
議長は,以上の議事終了を述べ,15 時45 分に閉会した。
以上の決議を明確にするため,この議事録を作成し,議長及び議事録署名人2 名がこれに記名押印する。
2023 年10 月25 日
第82 回一般社団法人日本めまい平衡医学会代議員総会
議長・代表理事 將積日出夫
議事録署名人 伊東 宗治
議事録署名人 片山 直美